どんなに涙があふれても、この恋を忘れられなくて
「うーん
例えばさ、星野くんを見て胸がきゅんって動くの
そういうのあった?」
「まぁ……」
笑顔を見ると少し、きゅんって動く気がする。
「それそれ、私が求めてたものっ!!」
「え?」
「男の子を見て心臓がきゅんって動く
これって恋だと思わない?」
恋っ!?
それはちょっと強引すぎる気が……。
私に恋を知ってもらいって気持ちは分かるけど……ねぇ?
「だって気になる存在ではあるでしょ?」
「へっ?」
少し心臓がドキリと動く。
そしたら理沙は目を細めて言ってきた。