どんなに涙があふれても、この恋を忘れられなくて
明らかタイミング遅かったような……
疑問に思いながら黒板を見つめると
「後から挙げた人はダメですよ
保健委員は、最初に手を挙げた松山さんと星野くんに決まりね」
先生のその言葉で理解した。
そっか、"星野くん"
だからか。
正直そこまでモテる理由が分からないけど、私は星野くんをチラりと見てから前を向いた。
その後は、何事もなくスムーズに決まって
キーンコーンカーンコーンー
時間通りに終わることができた。