どんなに涙があふれても、この恋を忘れられなくて
心の中で言い訳をして、日曜日を楽しみに待っていると
その日はすぐにやって来た。
「おはよ~」
「おはよ」
学校の最寄駅で待ち合わせした私達は
そこから歩いて5分のショッピングモールに向かう。
私は、星野くん佐野くん、理沙。
みんなの私服を見たことあるわけだけど……
やっぱり慣れなくて緊張する。
洋服って雰囲気変わるんだ。
特に星野くん。
そんなことを考えながら見ていたらパチリと目が合っちゃって
「何?」
と言われる。
「い、いや……今日いい天気だなぁって思って」
ああ、もう嫌だ。
変なこと言っちゃったよ……。