どんなに涙があふれても、この恋を忘れられなくて


心の中で言い訳をして、日曜日を楽しみに待っていると


その日はすぐにやって来た。


「おはよ~」

「おはよ」


学校の最寄駅で待ち合わせした私達は

そこから歩いて5分のショッピングモールに向かう。


私は、星野くん佐野くん、理沙。

みんなの私服を見たことあるわけだけど……

やっぱり慣れなくて緊張する。


洋服って雰囲気変わるんだ。

特に星野くん。


そんなことを考えながら見ていたらパチリと目が合っちゃって

「何?」

と言われる。


「い、いや……今日いい天気だなぁって思って」


ああ、もう嫌だ。

変なこと言っちゃったよ……。

< 73 / 422 >

この作品をシェア

pagetop