どんなに涙があふれても、この恋を忘れられなくて
そんなやりとりをしているうちに
ショッピングモールに到着し、私達は食料品の売り場に向かった。
「ジャガイモ、ニンジン、シチューのもと、きのこ
あとはお菓子とか適当に」
必要な材料を言って行くとみんなせかせかと探しに行ってカゴに入れる。
そうすると、30分もしないうちに
「ありがとうございました」
買い物は終った。
「早かったね~」
「もう終わったとかな
なぁ!せっかくだしこれからみんなで遊ばね?」
佐野くんが楽しそうにそう言うから
私もそれに賛成しようと思ったら……
「ごめん、実は私今日午後から用事あって」
理沙は言った。
「なんだよ~理沙ちんつれねぇの」