どんなに涙があふれても、この恋を忘れられなくて
*交流遠足
買い出しの日から2週間
ついに遠足の日がやって来た。
理沙と話しながらバスに揺られて1時間
着いて降りたらそこは山奥のキャンプ場で……
「うわぁ~自然って感じする~空気おいし~」
感動で両手を広げて風を感じると
「本当すげぇな〜」
佐野くんもそうやって同じ仕草をしてきた。
その隣には、あくびをする星野くんがいて
こんな日でも彼は眠たいらしい。
「じゃあ、早く作ろう~!!」
理沙も気合いが入っていて私達は早速準備に取り掛かった。
野菜の皮むきは理沙。
野菜を切るのは私で