君の隣にはいつもあの子がいる
ゆうは、今は猫みたいな感じだけど、それこそ昔は、こんなんじゃなかった。
バタンッッ
扉がいきなりあいた。
「てめえら、おせえんだよ!!」
あ、やっちゃった。
みたいな顔をするゆう。
そういえば、忘れてた。
君の存在。
「れい!なにちんたらしてんだよ!」
ドカドカと部屋に入ってきて、ゆうの隣に座るケイタ。
ゆうは、ニコニコしてる。
「だってさ、せっかくこの春染めたんだよ?なのに巻かなかったら意味ないでしょ?」
「だからって、今何時だと思ってんだ!」
え?
10時でしょ?
ん?
じゅ?
「10時だあああああああああああ」