「お前さ、なんでランク下げてまで桜木きたんだよ」

「うーん、俺さー、初めて裕太とバスケしたときからいつまでも裕太とバスケしてたいなーって思ったんだよね」



うわ…

こいつ、こんなこと考えてたのか。

あ、でも同じチームじゃなくてもバスケできるよな?

なんで同じチームにこだわるんだろ。



「上の学校行っても俺と当たることは出来んだろ?なんでわざわざ」

「裕太とレギュラー争いとかしてみたいなと♪俺らずっと少人数のチームでやってきたから、いつもレギュラーだったじゃんね」


そう、俺と将太が住んでいる地域は小学校1つ、中学校1つしかない小さい町。

中学のときは部員が7人で必然的にレギュラーだった。

レギュラー争いなんてしたことがない。



「ふーん、そっか」

「聞いといてなにその反応!!」


俺は朝からテンションの高い将太をほっておいてチャリのスピードを上げた。

あと5分で体育館につかなくてはいけない。



「将太!あと5分!」


「は!?」





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