リミット
「俺?俺は、君のストーカー♪」
と、男の子はニッコリ爽やかに笑う。
「ふざけんな!」
と、私は男の子を平手で叩く。
「いて!本当なのに・・・・」
と、泣きそうな顔をする男の子。
あ・・・・・その顔・・・・・・知って・・・・・・・
ドクン!
「ぅ・・・・・ぁ・・・・・・」
苦しい!
この胸の激痛は
発作が起きたんだ・・・・
「さっちゃん!?さっちゃん!!これ!早く!!」
男の子は私の手に何かを持たせる。
薬だった。
私は、急いでその薬を口にする。
徐々に治まっていく発作・・・
朦朧とする中
私は必死に男の子の腕を掴んだ。
さっちゃん。
なぜ、君が私のあだ名を知っているわけ?