シークレット・ガーデン
「でも、渚はハンパなく寝相わりいから、理亜と一緒の布団はダメだよ。
理亜が潰れちゃうとヤバイから」
司が言い、客間である和室に布団を3組敷いて寝る事になった。
真彩と理亜が壁側の一番手前の布団を使い、渚が真ん中。
司は一番奥の窓際だ。
司は真彩に気を使ってか、自分1人の分だけ、少し離して布団を敷いた。
いつの間にか、午後10時を過ぎ、理亜は客用の布団で愛らしい寝顔を見せていた。
司いわく
「保育園でガチで昼寝してるから、超宵っ張り」だという渚は、来客の興奮でなかなか寝付けず、一旦布団に入ったのに、またリビングに出てきてしまった。
「だあってえ、寝れないんだもん。理亜ちゃん寝ちゃってつまんないし!」
ピンクの可愛らしいパジャマ姿で、渚はダダをこねる。
「…しょうがねえなあ。本読んでやるよ…」
司は、渚と一緒に、理亜の隣の布団に入った。
司が渚に添い寝をしてやる間、 真彩はお風呂を借りることにした。