シークレット・ガーデン
短大を卒業後、事務で入り、その後、真彩が希望して営業課に異動になった。
25歳の時だ。
それからは約6年間、光俊と結婚してからも営業ウーマンとして頑張った。
上司からは、育児休暇を取って復帰して欲しいと言われたけれど、人に気を使う、体力勝負の仕事だ。
片手間には出来ない。
仕事はもう、やり尽くした。
真彩は育児に専念したかった。
光俊も真彩の考えに
『好きにしたらいいよ』と言ってくれた。
光俊と久しぶりの接合をした次の日。
真彩は朝から、度々、強い生理痛のような痛みに襲われる羽目になった。
朝食も光俊の弁当も作れなかった。
ーー原因はアレしかない…
真彩は痛む下腹を手でさすりながら思う。
…結局、前夜、光俊はすぐになんか終わらせてくれなかった。
暖房を入れ、真彩のパジャマを脱がせて、全身をくまなく愛撫した。
その上、四つん這いになるように要求したりして、いつもの行為と変わらなかった。
ぷよぷよの皮の余ったお腹でそんな格好をするのは、本当に恥ずかしかった。
でも、光俊はお構いなしに真彩を急かした。
…自分は面倒臭がって最後まで上衣のトレーナーを脱がなかったくせに。