永遠に広がる空~伶多~
作品が完成した。

うちがかいていたものそれは・・

空だった。

みんなは空の良さを知っているんだろうか。

ずっとずっと、広がっているんだよ。

青い空は。

『キーンコーンカーンコーン』

授業終了のチャイムが鳴る。

「ありがとうございましたあ」

挨拶が終わると、美術の道具をまとめて、手に持つ。美術室を足早に出ていく。

・・疲れた。。

「あ、八神さん」

だが。。吉川に呼び止められた。

・・あ・・

「あの・・君がかいた空、良かったよ」

「そうですか。ありがとうございます」

うちは笑いもせず、素っ気なく言うと、教室に向かった。

空か・・

でも、先生は褒めてくれたしなあ。。

「八神さん、ノート集めてるから、出してほしいんだけど・・」

教室に着くと、ある1人の女子に声をかけられた。

「・・ノート・・何のやつ??」

「理科」

うちは理科のノートを机の中から探し出した。

少ししてやっと見つかり、それをその女子に渡した。

「ありがとう」

・・昼休みにならないかなあ・・

うちは昼休みと放課後が1番好きだ。

何故なら、図書室に入れるから。

学校で落ち着ける場所だ。

昼休み。。

図書室へ・・

うちは図書室から本を探した。

・・何の本にしようかなあ。。。

これかなあ・・うーん・・

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