永遠に広がる空~伶多~
・・ちがかったのか・・

うちはさっき名木田が取ってくれた本に目を向ける。

・・まあこれもゲットしたしいいか。

図書委員に言って、その本を借りた。

図書室を出て、廊下を歩きながら本を読む。

・・教室で見よう。。

うちは本を閉じた。

でもやっぱり気になり、開いてしまう。

だめだめ。

でもまた開く。

結局。

読みながら行くことに。。

・・ほお。。。

うちは心の中で頷く。

本ってやっぱりいいなあ・・

いろんな世界に入れるし。

不思議な空間に入れるんだ。

「あ、八神さんだ。ねえ八神さんって友達居るのかなあ」

「さあ・・でも、菊本が・・!!」

「あー・・」

陰口みたいなのが入ってくるけど気にしない。

うちはうちでいいし。

友達がいなくても対して気にしない。

うちはマイペースでいくし。。

そのとき。。

「れたあああああーーーーーー」

誰かがうちに抱き付いてきた。

声が高い、栗色の髪の毛の女子。

この子は菊本理砂。

うちの幼なじみだ。

この子は話しやすい。

理砂はうちの腕を掴んだ。

うちは首を傾げる。
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