続・捕らわれ姫







ザァ――――…






「姫野さん!」




雨音と呼び声が、遠く感じる。








振り向いた先には、傘をさした女性の後ろ姿―――



「あの人…」









どうして、気づいてしまったんだろう





少しだけ見えた、女性の顔。



それは、少し前にレストランで見た、あの女性(ひと)だった。









なんで学校(ここ)にいるの―――?






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