続・捕らわれ姫






あの日、抱き締めてくれたのに……



あれはもう、過去なの…?





私を好きじゃなくなったの―――?
















ずぶ濡れで帰った私は、そのまま熱を出して倒れてしまった。


三日間熱が下がらず、意識が戻ったのは、土曜日の夜。




起き上がり携帯を見ると、舞ちゃんからの何通かのメールの中に、小池さんが、一緒に帰った次の日私に会いに来てくれたと書かれていた。


そして、かわりに放課後準備室の掃除をしてくれていたと……。




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