続・捕らわれ姫
お祖父様と会うのは病院以来で、正直、パーティーで会ってしまったらどうしようかと思ってたから、良かった……。
「そうそう。お祖母様の容態も落ち着いたから、そろそろ退院出来るよ。
少ししたら本宅へ顔を見に行くと良い」
兄様の続きの話に、私は笑顔で頷いた。
それからしばらく、私の学校での話を兄様に話していたら、今日のパーティー会場のホテルに着いた。
「行ってらっしゃいませ」
北川さんが深くお辞儀をする中、私は兄様に手を引かれてホテルの中へ。
そのまま、会場になる場所へエレベーターで上がっていく。
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