続・捕らわれ姫








先生より先に歩き出す。








―――“俺”って、言った。





先生の敬語じゃない言葉は……



きっと、私しか知らない。






「ふふっ」




その事が、嬉しくて。


まだ先生が私を見ていたのも気付かずに、スキップして下駄箱まで向かった。












< 17 / 204 >

この作品をシェア

pagetop