続・捕らわれ姫




それから、ママは涙を浮かべながらパーティーに向かった。


私は急いで服を着替え、髪に軽く櫛を通すと急いで車に乗り込んだ。




「お嬢様、大丈夫ですよ」


「……うん。ありがと…」



病院に向かう間、ずっと祈り続ける。






……神さま。



おばあちゃまを連れて行かないで下さい。


私にとって、おばあちゃまはとても大切な人なんです。



もし連れて行ったりしたら………



一生恨んじゃうから…!!





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