イケメン幼なじみに愛されて
ーーー
「……ん」
気がつくと、部屋中に美味しそうな匂いがした。
……あれ?
もしかして私、本当に寝てた!?
ガバッと起き上がる。
「あ、起きた。ちょうどいいな」
翔太の声がして翔太を見ると、ちょうどエプロンを外してた。
……私本当に寝ちゃってたんだ……。
もう、なんて最悪なんだ……と自己嫌悪していると、
「柚葉」
翔太に呼ばれる。
「……うん!?」
翔太の方を見る。
「オムライス、作ったから」
「オムライス……」
翔太が2つのお皿をもつ。
その上には美味しそうなオムライスがのっていた。
「俺のオムライス好きだったよな」
そう言われて、頷く。
翔太のオムライスはとにかく美味しい。
どんなお店のより何倍も。