イケメン幼なじみに愛されて


「まぁ……最低ってはちょっと傷ついたけどな」


ちょっとだけ翔太が切ない顔して
胸が締め付けられた。


誰だって最低なんて言われたら傷つくよ……。

なんで考えなしに言ってしまったのか……
後悔ばっかり。



「……ごめん……」


もう謝ることしかできない。



「でも、まあ?」


翔太の少しだけ嬉しそうな声。


「柚葉ちゃんは嫉妬した、ってことだろ?」



「……は?」


目の前でニヤリと笑う。


な、なにを言って……。




「俺が柚葉との約束してたのに他の女といたから最低とか言ったんだろ?」



いつも通りな俺様が君臨。



……嫉妬?

私、嫉妬したの……?


確かに、翔太が他の女の子と歩いてるのをみて嫌な気持ちになったけど……

嫉妬?


……いやいや、そんなわけない。
< 112 / 184 >

この作品をシェア

pagetop