イケメン幼なじみに愛されて
「入院なんかしなくてもいいのにね~
大袈裟なんだから……」
私たちの会話を聞いていた翔太のお母さんがそう言う。
「でも休んだ方がいいんじゃない?
体は大事にしないと……」
「そうですよ!
今のうちにしっかり休んだ方が……」
「そう? うーん……確かにそうよねぇ……」
翔太のお母さんはニコリと笑った。
「柚葉ちゃんがいるから、翔太を任せられるしね」
「えっ……いやいやそんなことないですよ」
むしろご飯とかお世話になってます……。
「むしろ翔太くんに柚葉を任せてるわよ!」
お母さんが呆れながら言った。
確かにそうだけど……。
自分が情けない……。