イケメン幼なじみに愛されて


ちょっとまって、よーく考えるのよ、柚葉。

無い頭使って考えるのよ!


私の頭の中で情報整理が始まった。



『最初からそのつもりだった』


もう一度翔太の言葉を繰り返して……


いやいやいやいや!


何度考えてもおかしい!


あの場面で使う言葉じゃないよ!

お母さんたち固まっちゃったし!


事の張本人は何も気にしてないし!



「ちょっ、翔太」


なに言ってんのよ!
そう言おうとしたら……


グイッ



「へっ!?」



「じゃあ行くぞ」



いきなり翔太に手を引っ張られた。
< 158 / 184 >

この作品をシェア

pagetop