イケメン幼なじみに愛されて
ちょっとまって、よーく考えるのよ、柚葉。
無い頭使って考えるのよ!
私の頭の中で情報整理が始まった。
『最初からそのつもりだった』
もう一度翔太の言葉を繰り返して……
いやいやいやいや!
何度考えてもおかしい!
あの場面で使う言葉じゃないよ!
お母さんたち固まっちゃったし!
事の張本人は何も気にしてないし!
「ちょっ、翔太」
なに言ってんのよ!
そう言おうとしたら……
グイッ
「へっ!?」
「じゃあ行くぞ」
いきなり翔太に手を引っ張られた。