イケメン幼なじみに愛されて
……だからこの前一緒にいたんだ……。
改めてそう思うと納得。
「茉莉、柚葉」
かなり簡単に紹介された。
「へー……柚葉ちゃん、かぁ……。
二人で歩いてるからびっくりしちゃった
付き合ってるかもって」
少しだけ、茉莉さんの目付きが鋭くなった気がした。
「……そんなわけないよね~」
でもすぐにこりと笑う。
さっきの怖い顔は嘘みたいに。
「翔太はどっちかというと……」
「茉莉、時間ないからいくわ」
茉莉さんの言葉を遮って、翔太はまた歩き出した。