イケメン幼なじみに愛されて
「……はぁ」
ついため息がでる。
翔太が不思議そうに見てきた。
「ん? どした」
怖いのか?と言わんばかりの含み笑い。
違うし!
た、確かに怖いけど……。
……この性格を直したい、なんて言ったら
翔太はどんな反応をするんだろう。
「……こ、この性格直したい」
勇気を振り絞って言ってみる。
すると、翔太は驚いた顔をした。
「……あ?」
しょ、翔太の「あ?」は昔の名残もあってか、迫力があって怖い……。
「い、いや! あの~その~」
別にまずいことを言ってる訳ではないのについ言い訳を探す。
「……」
黙っている翔太に不安が募る。
なんて、思ったかな……。
「……ふっ」
不安に思っていると、いきなり翔太が吹き出す。
「へっ?」
びっくりして変な声がでる。
な、なんで笑ったんだろ……?
そんな変なこと言ったかな?
「な、なに!?」
「ふふっ……いや……」
口に手を当てて、笑うのを堪えてる翔太。