イケメン幼なじみに愛されて



とにかく整った顔。


いつも一緒だから、あまり意識してないけど……


やっぱりかっこいいんだ。



しばらく見つめていると、



「なに見てんだよ。」



メニュー表を見ているはずの翔太にそう言われてびっくりする。




「ええ!?」



「見てるの、もろ分かり。」



普通にそう言われる。

バレてたんだ……ちょっと恥ずかしい。


そしてメニュー表をパタンと閉じた。



「俺、決まったけど。
柚葉は決まってるわけ?」



「えっ?! ま、まだ!」




そう言われてしまって、


慌ててメニュー表に目を落とした。
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