イケメン幼なじみに愛されて
……ん?
私、なにを期待したの……?
胸が変にドキドキしてた。
自然と鼓動がはやくなる。
それがよく分からない。
なんで、こんなにドキドキしてるんだろう……?
なんで一瞬、嬉しいと思ったのかな……?
よく分からなくて、戸惑っていると、
「柚葉、そっち一口ちょうだい。」
翔太にいきなり声をかけられてびっくりする。
「へっ!?」
一瞬、なにを言われた分からなくて聞き返す。
「ショートケーキも食べたい。」
そう言って、ショートケーキを見つめる翔太。
「えっ、あ……いいけど……」
呆気にとられて、ぎこちなく答える。