イケメン幼なじみに愛されて
なんだったんだろう……。
翔太のことだから、そんなに考える必要はないのかなって思うけど……。
……なぜだか、頭から離れなくて。
翔太でいっぱいで。
いったい私は、どうなっちゃったんだろう?
なんて考えてたら……
「それは恋でしょ」
「うわっ!?」
後ろからいきなり、耳元で言われるからびっくりして転びそうになった。
その声をかけてきた人を睨む。
後ろに立っているのはもちろん、夏海。
「いきなり後ろから声かけないでよ!?」
心臓がばっくんばっくんする。
正真正銘の怖がりな私にはツラい……。
昔からオバケとか、幽霊の類いは
ものすごく苦手だから……。