イケメン幼なじみに愛されて


『しばらく翔太くんのお母さんの看病のために泊まるから』




その日、そう言って準備をしだすお母さん。

もちろん、その考えには賛成。


ちょっと病院が遠いから、近くのホテルに泊まるってのも仕方ないと思う。


……でも。



『私はどうすればいいの?』



正直、私1人じゃ生活できない……。

女なのに情けないけど、料理は皆無だし……。


お父さんは海外に出張中だし……

お母さんはホテルに泊まるし……。


……私は?


学校あるから、ついていくわけにはいかない。
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