イケメン幼なじみに愛されて


『だから、翔太くんに泊まってもらうから』



『………………………

はああああああああああああああああ!?』



さも、当たり前のようにそう言ったお母さんに向かって叫んだ。



翔太が泊まりにくる……?

冗談じゃないっ!



『だ、な、おか…お母さん!』



『なによさっきから。』



『な、な、んで、翔太なの!?』



『むしろ翔太くんしかいないでしょ』



『いやいや!』




昨日あんな別れかたしたのに!?

翔太がうちに泊まる!?



……無理っ。



『なんで翔太なの~?』


『なに泣いてんのよ』



そんなやり取りが続き、

私の抵抗も虚しく、今に至り……。
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