Strong in the wind!
「……紗凪ちゃんはさ、自分が…。異性に愛されたいとは考えないの?」

「考えてないです。逆に空気で良いです」


ただしホモ限定ですが。



「……紗凪のやってる事は逆効果だ」

「うん、そうだね。僕もそう思うよ?」

沈黙の後発した、充さんと紫野さんの言葉に耳を疑った。



「え……。どうして、ですか?」

「俺は遥斗が紫野を狙ってんじゃねーかって、いつも疑ってんだけど。アイツ女でも男でも見境なさそうだし。俺としては、逆に女っ気があってくれた方が助かる」

「僕も同じ事を考えてた。天って何を考えてるのか、分かんないところあるんだよね。だから……」


ああ、なんとイケメン二人が私の目前で見つめ合っているじゃないですか。



このまま写真撮って待ち受けにしたいわ。



「……お前は俺だけ見てれば良いんだよ」

「ふふ。充もね」


いいぞもっとやれえぇぇぇぇ!!!!


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