あきらめられない夢に
もう一度唇を重ね合わせてシャツの中に手を入れようとすると、二人の唇は離れた。


「電気・・・消そう」


そのまま電気を消し、引っ越したばかりの部屋で初めて体を交えた。



僕たちは二度体を交えたあと、カーテンの隙間から照らされる月明かりのなかで手を取り合い静かに眠りについた。
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