あきらめられない夢に
さすがに自己中心的な考えが過ぎてしまっているような気がする。
それでも僕はこのサイトを開いたことによって、自己中心になれるくらいまでは心に余裕を持てるようになっていた。
「不思議なもんだな」
誰もいない部屋で一人呟く。
全くその通りだった。
ついさっきまで例えるなら僕の心は様々なもので埋め尽くされ、どうすることもできずに身動きが取れないような状態だった。
しかし、一年振りに開いた携帯小説のサイト、その作家メニューを見た瞬間にそこに隙間が空いた。
僅かかもしれないが、その隙間が心に余裕を持たせ、僕は身動きが取れるようになった。
そう表現することが一番しっくりきて、この例えようのない感覚が不思議だったが悪くはない気分だった。
一つ一つの作品の表紙を見ると、その作品の世界が頭の中に甦ってくる。
一年以上離れていても自分が作った世界、執筆した作品というものは忘れられないものだった。
映画の予告を見ているように、僕の頭の中では作品の世界が描かれていく。
そして、執筆していたそのときの自分をそれに重ねると、作品の様々な場面が色濃く映し出されていった。
それでも僕はこのサイトを開いたことによって、自己中心になれるくらいまでは心に余裕を持てるようになっていた。
「不思議なもんだな」
誰もいない部屋で一人呟く。
全くその通りだった。
ついさっきまで例えるなら僕の心は様々なもので埋め尽くされ、どうすることもできずに身動きが取れないような状態だった。
しかし、一年振りに開いた携帯小説のサイト、その作家メニューを見た瞬間にそこに隙間が空いた。
僅かかもしれないが、その隙間が心に余裕を持たせ、僕は身動きが取れるようになった。
そう表現することが一番しっくりきて、この例えようのない感覚が不思議だったが悪くはない気分だった。
一つ一つの作品の表紙を見ると、その作品の世界が頭の中に甦ってくる。
一年以上離れていても自分が作った世界、執筆した作品というものは忘れられないものだった。
映画の予告を見ているように、僕の頭の中では作品の世界が描かれていく。
そして、執筆していたそのときの自分をそれに重ねると、作品の様々な場面が色濃く映し出されていった。