あきらめられない夢に
一番下に表示されている作品になったところで手を止め、ゆっくりと息を吐き出した。
あきらめられない夢に
他の四作に比べると、この作品だけが群を抜いてPV数が多かった。
一度だけ。
たった一度だけだが、このサイトの『週間オススメ作品』として掲載されたことがあり、そのとき僕は携帯小説作家としてほんの少しだけ日の目を当てられた。
その作品こそが『あきらめられない夢に』だったのだ。
感想ノートを見ると、やはり他の作品よりも多くの感想が書き込みされている。
そのほとんどが作品に対しての高評価のような感想であり、久しぶりに見る僕でも気分が高揚するくらいなのだから、あのときの僕は一つ一つの感想を見るたびに嬉しくなっていただろう。
あのときは自分でも驚いたけど、もしかしたら自分はこのまま頑張れば作家になれるのではと本気で思った。
そして、それからは必死で他の作品の執筆に明け暮れていた。
また他の作品がオススメされるのだと、しばらくは信じて疑わなかった。
しかし、現実はそんなに甘くはなかった。
作家メニューの一番下の『あきらめられない夢に』が僕の処女作であり、その上の作品が二番目、更にその上が三番目という順である。
上にいけばいくほど作品のPV数が目に見えて減っている。
それとともに感想の数も書いてくれる作家の人数も、PV数と同じく減っていた。
あきらめられない夢に
他の四作に比べると、この作品だけが群を抜いてPV数が多かった。
一度だけ。
たった一度だけだが、このサイトの『週間オススメ作品』として掲載されたことがあり、そのとき僕は携帯小説作家としてほんの少しだけ日の目を当てられた。
その作品こそが『あきらめられない夢に』だったのだ。
感想ノートを見ると、やはり他の作品よりも多くの感想が書き込みされている。
そのほとんどが作品に対しての高評価のような感想であり、久しぶりに見る僕でも気分が高揚するくらいなのだから、あのときの僕は一つ一つの感想を見るたびに嬉しくなっていただろう。
あのときは自分でも驚いたけど、もしかしたら自分はこのまま頑張れば作家になれるのではと本気で思った。
そして、それからは必死で他の作品の執筆に明け暮れていた。
また他の作品がオススメされるのだと、しばらくは信じて疑わなかった。
しかし、現実はそんなに甘くはなかった。
作家メニューの一番下の『あきらめられない夢に』が僕の処女作であり、その上の作品が二番目、更にその上が三番目という順である。
上にいけばいくほど作品のPV数が目に見えて減っている。
それとともに感想の数も書いてくれる作家の人数も、PV数と同じく減っていた。