Re-challenge
「…い…ちゃ…ん…ねが…ごと…なえて」

リィの声はほぼ何を言ってるのか分からない。

でもオレには聞き取れた。

『…じゃあ…次のデートの時はいっちゃんから

ね♪』

オレはゆっくりとリィの口に重ねた。

母さんはたくさん涙を流していた。

リィは口の端をクイッとあげて微笑んだ。
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