愛してるよ、何よりも
何分か充電して電源を入れると、途端に通知連絡が次から次へと送られてきた。
「えっ、何この量…」
不在着信の通知が15件
LINEの通知が30件
メールの通知が2件
不在着信の10件は麗斗からのもので、あとの5件は夢子だった。
LINEとメールは全て夢子から。
『何かあった?』
『美桜、電話出て!』
『風邪治ったの?』
『麗斗さんから美桜の携帯繋がらないって連絡きたよ!何かあった?』
『まだ風邪治らないの?』
LINEには夢子から沢山のメッセージが送られてきていた。
予期してなかったことに気が動転して、私は少しの間動けなくなってしまった。
すると…。
「うわっ…!」
急に手の中のスマートフォンが震えだした。