ある学校でそれは突然
沼田啓介(ヌマタケイスケ)が手をあげて

「先生、トイレ行きたい」


と言った。


岡部は中にあるから我慢しなさい。と素っ気なく言った。


「じゃあ、後に着いて来て下さい。」


重々しい足取りで私達は門の中に踏み込んだ


後ろでは門がしっかり閉まる音がした。
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