ある学校でそれは突然


「やだ……」


小畑を中心に3人で赤井を殴ったり蹴ったりしていた。


そして…小畑が…ナイフで……



「いやあっ!」


「馬鹿っ奈美!静かになさい!」


いくら私が口を抑えても奈美は叫び続ける。赤井の胸元から血が流れている。


「誰か…いるのか?」

「逃げるわよ」

加代子が腰を屈めて先頭に立つ。


「おい待てっ!」


小畑達が追いかけてくる。バスケ部に勝てる訳がない。


私達は理科室に向かった。


ガチャっ


「…ハァ…ハァ……」


一先ず逃げれたようだ
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