ある学校でそれは突然
ガサッ
「見つけた…」
新崎は刀を強く握りしめ、音のする方に力いっぱい降り下ろした
「………?」
あるのは片方の靴だけだった。
━しまった
騙されたことに気付き慌てて新崎は体制を持ち直そうとした。
バチバチ………
鋭い痺れが首筋を駆け巡る
新崎は意味が分からないまま倒れた。
「ふふ…まさか引っかかるなんて思いませんでした」
「……武器………」
と言い、新崎は動かなくなった。
「スタンガン…の事ですか?さっき見つけたんですよ…箱の中に入ってたの。アナタみたいに使えない刀を見せびらかすより隠した方がいい事が分かりました…」
「あっ。刀…貰いますね。花に異臭を与えないで下さいよ…もう」
佳奈は不気味に笑みを浮かべて呟いた。
「意外に楽しい遊びですね」