ある学校でそれは突然
運は突然


「手榴弾よ!」


加代子が手招きをして私達を呼ぶ。


何度か本で読んだことあるけど…


「この栓を引っ張ったら爆発するんだあ」


奈美が不思議そうに眺める。


「一応…智子!持っておいて」


「わっ私??怖いよ…」


「大丈夫だから!下手に抜けないよ」


渋々智子は受け取り恐る恐るポケットに押し込んだ。
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