ある学校でそれは突然


「キャアァア!!」


「加代子?!落ち着いて!!!!」


「あーあ。うざったーい。友達ごっこ飽きちゃったあ…」


何が起きているのか分からない。


いや、分かりたくない



「銃を…銃を離しなさい…」

奈美が落ち着いて言った。しかしその顔は青ざめていた。


「はあ?離せって?無理矢理離させればあ?アハハ!奈美…アンタを試しに撃ったげるね」



「いや…来ないで!助けてええ!!!」



智子も私も足が震えて動けない。



バンッ!!!!!



「いや…イヤ………あぁあ」


バタッ


「……ナミ?」


奈美は目を見開いたまま倒れた。


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