ある学校でそれは突然
理科室を出る前に…
言わなくちゃ…
「奈美は佐々木が好きだったの!忘れないであげて!さようなら…」
「あぁ。ありがとう…早く…逃げろ」
バンッバンッバンッバンッバンッバンッバンッ………
「当たってないぞ」
カチャカチャ…
「もうっ!!!」
加代子は銃を投げ捨て叫んだ。
「はあ…はあ…俺も…もう終わりか…ハハッ…フハハ…さあ。終わりだ。」
佐々木は手榴弾の栓を抜いた
「ドア…ドア!!」
加代子の目は血走ってもう加代子なんかじゃなかった。
ドアに近づく加代子を佐々木は掴み、投げた
「うっ…お願い…逃してえええええ!!!!!!!!!!」
もう加代子では無かった。目は充血し、発狂していた。
「おい…俺やお前や藤井が生まれかわったらいいと思わねえか?」
佐々木は最後に言った。本物の加代子として死なせてやりたかった。
「………そうね…ええ、そう……次は幸せになりましょ?」
ドオオオオオオオン!!!!!
最後に佐々木が見たのはいつもの優しい顔をした加代子だった…