初恋   ~友達から恋人へ~
そっと境君の顔に手を当てる




「  …好き。」




その言葉を言った瞬間 唇が塞がった
愛を確かめ合うように




後で聞いたけど
境君を置いて 教室に戻ろうとした時 何か喋ってるのはわかってた




でも 内容までは聞こえてなかった



そのせいで さっきの切なそうな顔になったんだと気付く





「俺は 井川が好きだ。 もう 俺の事キライになったのかよ!」




無言で歩き続ける私
そりゃ~ 不安になるよね?




ごめんなさい



< 191 / 303 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop