初恋   ~友達から恋人へ~
「良かったね。」




隣に居た奈々子が笑った




「ありがとう。」




「井川。行こう。」




私の目の前まで来て 照れながら言う
少し可愛い




廊下に出て二人で歩く





「さっきは ありがとう。」




「イヤ。俺の方こそ ごめん。  ・・・でも  居るとは思わなかったな~。」




さっきの事を思い出してるんだろう




「今思えば すごく恥ずかしいかも。皆の前で 井川に告ってるし。振られたら もっとカッコ悪ーな。」




はにかんで私を見る




「振らないよ~。かっこ良かったよ。」




「じゃー 良かった。」





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