初恋   ~友達から恋人へ~




「ごめん。私。」





恐る恐る顔を見たら
意外な答えだったらしく驚いていた




「本当は加藤君が飲むはずだったでしょ!」




無理な言い訳をする



「俺だったら良いのかよ!」



「だって 中野君がやれって・・」





乗った私も悪かったけど
彼は怒らずにただ話を聞いていた






チャイムが鳴り
彼は私のタオルハンカチを握り締め




「これ明日返す。」




そう言って自分のクラスに帰って行った
別に良かったのに





でも 偶然だったけど
このクラスに来てくれて



短い時間だったけど
一緒に過ごせて楽しかった




ありがとう
< 31 / 303 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop