初恋 ~友達から恋人へ~
「ごめん。私。」
恐る恐る顔を見たら
意外な答えだったらしく驚いていた
「本当は加藤君が飲むはずだったでしょ!」
無理な言い訳をする
「俺だったら良いのかよ!」
「だって 中野君がやれって・・」
乗った私も悪かったけど
彼は怒らずにただ話を聞いていた
チャイムが鳴り
彼は私のタオルハンカチを握り締め
「これ明日返す。」
そう言って自分のクラスに帰って行った
別に良かったのに
でも 偶然だったけど
このクラスに来てくれて
短い時間だったけど
一緒に過ごせて楽しかった
ありがとう