初恋 ~友達から恋人へ~
「オイ!」
一人の男の子が沈黙を破った
「押すなよ!分かってる・・」
慌ててる彼は教室に入って来た
「俺ら外に居るわ!」
「おう!」
二人に手を上げて歩き出した
この教室でもう一度
彼に会えるとは思わなかった
スリッパを擦りながら歩く
その音も もう聞けないんだ
「まだ 帰らないのか?」
彼は私の机に座った
彼の机は私が座ってるから
「優子待ってるの」
友達の優子
彼女が羨ましかった
好きな相手に告白に行った
その勇気を私にも欲しかった
でも 優子のおかげで
もう一度彼と隣同士で話せた
ありがとう