初恋   ~友達から恋人へ~
「俺の宝物 やるよ」




自分のカバンから 筆箱を出した
筆箱?




境君の行動を ただ見つめていた





手にした 水色のシャーペン
これって…




私が中学の時 境君に貸してあげた シャーペン





「これ 覚えてる?」





頷いて 彼の顔を見た



優しい笑みを見せながら





「あの時から 毎日使ってた」





< 88 / 303 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop