猫と過ごした一週間
ショータのおかげで毎日が楽しくなった。

『ニャー』の一言に、いろんな意味がある事も知った。

喋らなくても気持ちが伝わる事も知った。

ショータは私に沢山の事を教えてくれた。


ショータと一緒に過ごして、ショータと眠る。


夢にはイケメン・ショータくんが現れる。

ショータくんは、いつも切なそうな眼差しで私をギュッと抱きしめる。


お姉ちゃんが欲しいのかな・・・?


ショータくんと離れ難い気持ちになるけど、目が覚めたら当然彼はいない。

そして、目の前には丸くなって眠る猫のショータ。


いつの間にか、それが当たり前だと思うようになっていたんだ。


そんなの、永遠に続く訳ないのに・・・。

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