猫と過ごした一週間
どうしてショータは出て行ったんだろう?

それは自分自身への問い掛けだった。


濃密だった日々も冷静に考えれば一週間。

たった一週間。
たった、の。

私の想いが負担だったのかな。
あまりにもショータを溺愛し過ぎて重たかったのかもしれない。

そうだったなら・・・

ごめんね、ショータ。


こんなにも突然に別れが来るのなら
もっといっぱい写真を撮っておけば良かった。

スマホの待受けにしている寝顔のショータ。
これが私に残されたショータの全てだった。

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