猫と過ごした一週間
引っ越しも考えていた。

ショータと一緒に堂々と暮らせる部屋を探そうと思った矢先の事だった。
実際、動き始める前で良かったのかもしれない。
そう思う事にした。


私なりに自分の良くなかったところ、改めるべき点
いろいろ考えた。


少し周りが見えるようになったかもしれない。


そんな時に、年は上だけど後から入社した女子社員に食事に誘われた。



彼女曰く、最近の私は変わったのだそうだ。


昔はとっつきにくい先輩だった…と。
だけど仕事は正確だから、都合よく自分の仕事を押し付けてた…って。
周りの人たちも皆そうだった…と。

やっぱり、利用されてたんだ・・・。


だけど、毎日定時退社してた時の私はイキイキしてて。

きっと恋人が出来たんだろうって噂の的だったらしい。

普段が無表情だった私の、あまりの変わりように皆ビックリしたそうだ。

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