猫と過ごした一週間
だけど、目の前にいるのはイケメン高校生・ショータくんではなく
私よりも5つほど年上のイケメン。

『酷いよ・・・忘れちゃったの?』

忘れちゃったの?って言うより

ど ち ら 様 ?

見た目はショータくんによく似てるけど・・・
ショータくんのお兄さんか何か?
でも、名前はショータなんだよねぇ??

あれこれ考えてると

ギュウウっと抱きしめられた。


刹那、周りから『キャ――』と悲鳴が。


『これでも思い出せない?』

私を抱きしめる腕の力が強くなった。


知ってる。
この抱きしめ方。

「ショータ・・・くん?」

『そう!!』

満足そうに答える彼。

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