猫と過ごした一週間
イケメン翔太さんが向かう先は、私の家。
つーか、どうして私の家を知っている?

『ホント、ちーちゃんは分かってない!
俺がどんな気持ちで飛び出したのか。
どうやってここまで成長したのか』

はい、全くもって分かりませんよ?

『ちーちゃんと別れるのが辛くて…断腸の思いで飛び出したのに。
今や友達たくさんで、挙句の果てには男と飲みに行ってる・・・』

いやはや よくご存知で。

「ショータなの!?」

『そうだよ!』

「ショータがショータくんで、ショータくんがショータさん!?」

『ああ、もうっ!!
詳しい話は家に着いたらねっ!!」

黙々と歩き出した。

あの~、ずっと抱きかかえられて恥ずかしいんですケド。

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